徒歩通勤 プラス５分の贅沢

玄関を駆け下りると、そそくさと速足で駅に向かう日々であるが、
今朝は５分ほど早く自宅を出ることができた。

滅多にないことだ、しかも、急ぎの仕事はない。

一歩一歩がいつもよりゆっくり　歩き出す。

門の脇の赤く染まったお多福南天、隣家の梅や桜のコケが朝露で光り輝く。
一段と小さな青花を咲かせた西洋朝顔、赤ちゃげたモミジや色の褪せた
イチョウの葉を踏みしめながら歩いてゆく。

寂しげな風情だが、

一方で、枯れ草の芯から小さな青い芽や天に向かうかのごとき水仙の葉、
彼岸花の濃い緑葉、紅白の花をつけた山茶花、常緑樹の松やヒイラギが
存在感を増している。

それぞれがこの季節を彩っている。

目を上に向けると消え入りそうな半月、その中に黒いものが見える。
黒点は太陽だ、月ではない。
目を凝らすと、女郎蜘蛛がじっと身をかがめている姿であった。
巣をかけているのであろうが、獲物や枯葉も見えない。

通り過ぎた電柱から目の前を滑空してきたカラスが川をスイングしながら、
目当ての電柱に落ち着く。
道沿いの川には、カモやコイが写真を見るかのように身動きしない。

道草をするように書いてきたが、このような光景は、日々、変化しているのに、
忙しさに慣れたわが身には、四季の彩りをその時期が過ぎて感じていたこの頃である。

いま、みなスマホの画面とにらめっこ。周りを見渡す時間なんて、ないのかもしれない。

確かに情報は入るが、大切なものを失くしていないか？　
タイム・イズ・マネー、時は金なり、だ。

たが、忙しい中に一服の無駄な時間、空白の時間を作るのも大切だと思うこの頃である。

還暦まじかの言い訳かもしれないが・・・。

そんなに急いで、何処に行くのか、という言葉　身に染みて感じている。

最後まで、お付き合いいただき、有難うございました。

味噌汁

味噌汁づくりは私の日課である

夫婦に子供３人、５人分を作るのである。

６時半朝食に間に合わせるには、その１５分前には
お湯が沸騰していることが必要だ。

寝坊した、もう６時２０分だ、水からでは間に合わない。

給湯器を７５℃にして、蛇口をひねり、待つこと１分
鍋に熱湯を注ぎ、ガスコンロに置き強火にする。

いりこを冷凍庫から一つまみ取り出し、頭と内臓を取り、
半分に裂いて熱湯のなかへ

うち、１っ本はお口の中へ　
これがスルメみたいにうまいのだ

急ぎ自宅横の畑から取ってきたカブを洗い、さぐぎりにする。
カブの甘ーい香りがたまらない
みずみずしい　初カブだ

薄揚げもざく切りにする

熱湯の中で踊っていたいりこをすくい上げ、
野菜くずと一緒にして、畑に返していく。
いりこさんありがとう。　

カブとうす上げを放り込む

しばらく待つ　最後にカブの葉をいれて

味噌を溶いて入れ出来上がり　６時３５分　ぎりぎりセーフ

いただきまーす。

カブが柔らかくてうまい！
旬の野菜の味噌汁は最高やね

おごちそうさまでした。

合唱

なお、

自分は味噌汁が三分の一になると、
納豆を１０回ほどかき混ぜ味噌汁の中に入れ
納豆味噌汁にしている。

おかげで、体調がすこぶる良い。

納豆だけではごわごわして食べにくいが
納豆味噌汁なら、さらさらとお茶漬けのようにいける。
体に粘りがでてきたのかもしれない。

最後まで読んでいただき、有難うございました。